6月8日: 免許更新に行きました。
朝、免許更新に向かう。
桜通線の終点、徳重駅に行くのは初めてだ。今池を過ぎたあたりから、目に見えて人が減る。駅に着いてからはバスがあるのだが、時間に余裕があるので歩くことにする。運動不足だ。これはまずい。
10分くらい待つと、アナウンスがあった。写真撮影があるのを覚えていたら、朝髭を剃ってきたのだが。40分待って、初回講習。若い人ばかり。外国人もちらほら混じっていた。講習は、最近の動向と、交通時の注意事項の確認と、映像を見るというような内容だったが、案外眠くならなかった。持ってきた免許は、二つ穴が空いて戻ってきた。
会場を出たらちょうどバスが通過したので、反対方面の、平針駅行きのバスを待つことにする。歩道外側にできていた列に並んでいると、後から来た人がバス停の立て札を見て戸惑っているようなので、見ると「車道側にならんでください」と書いてある。車道の反対側は多少陰ができるので、みんなそちらに並びたがるんだろう。バスに乗ると、次のバス停で、やはり免許更新者と思われる人たちが詰めかけて、満員になった。その次のバス停では、生活者がバスを見送る羽目になった。1時間に一本しかないので、気の毒だ。
ブックオフに寄ってみる。かなりいい本が置いてあるが、価格設定が高めだから、手が出しにくい。『創』出版の『死刑囚と家族になるということ』、サイモン・シン『フェルマーの最終定理』、物江潤『入試改革はなぜ狂って見えるか』、『伊藤真の法学入門』を入手。いい本はたくさんあったし(Bateson "Steps to an Ecology of Mind" なんかがあった)、広かったから、2時間くらい経っていた。出たところに、インド料理屋があって、食料品などの店が併設されていた。いろいろ変わったものが置いてあって面白い。
ようよう帰る。車内で、珍しく本を読んでいる人を二人も見た。伊坂幸太郎と海堂尊であった。やっぱり人気作家は人気なんだなあ。以前働いていたところの昼休憩で本を読んでいる人も、東野圭吾だった。京都の地下鉄で、高校生がショーペンハウアーの『自殺について』を読んでいたのを思い出す。
家に帰って、コンソメスープでキャベツなどを煮つつ、ご飯を炊く。キャベツが安くなってよかった。往復や待ち時間に読んでいた江川卓訳『カラマーゾフの兄弟』の2巻がもう少しなので、読み切ってしまう。金原ひとみによる、新潮文庫の帯文「上巻読むのに4ヵ月。 一気に3日で中下巻!」は印象的だが、新潮文庫では上巻の最後と中間の最初にあたる、「大審問官」の話とゾシマ長老の説教が、特に時間を要するのである。内容も豊富だが、そもそも会話文が少ないから1ページ当たりの文字数も多い。「大審問官」あたりからゾシマ長老の説教が終わるまで、主要登場人物たちの動きがないので、その落差に戸惑うというのもある。シェイクスピアにせよ、ドストエフスキーにせよ、構成がスッキリしていない作品が高い評価を受けているのは面白いことである。シェイクスピアの悲劇などは一通りでは決して理解できないし、ドストエフスキーは一通りで理解できないだけでなく、一通り読むのも一苦労である。しかし一度入り込むと実に面白いのである。
オケゲムのレクイエムを聴く。
やはり遅くなったが、今日はちょっとは法律のことをやってから寝る。

