整理整頓は大事な仕事

愛知県一宮市の個人塾、いしだ塾の塾長、石田喜嵩です。

今回は整理をすると大変いいことがあると実感したので、その感動をお伝えしたく。

毎日教材を作って授業をして、その反省を踏まえて教材を作り直し、また新しい教材を作る。そういうことを続けていると、これまで何の教材をどれだけ作ったかを覚えてもいられず、またこれから何の教材を作らなければならないかもすべて覚えていられません。それに、新しい教材を作り続けなければならないので最初から見直すような暇もありません。五里霧中!

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ファイル立て

そういう時に梅棹忠夫の『知的生産の技術』を読んで、ファイル立てを買ってみました。ファイルを立てて並べて置けるケースです。こんな安っぽいプラスチックの枠なんかに、いかほどの効果やあらん、と思いつつ。それが、あにはからんや、相当の効能なのです。

ファイルは寝かせているより立てている方が、圧倒的に出し入れがしやすいです。寝かせていると下の方のファイルは上のファイルに圧迫されて出し入れがしづらいのです。上のファイルが下のファイルを圧迫する働きは重力によるものです。私たちは重力の影響のもとで生きているのです。ごはんが飛び散らないで食べられるのも、神社の鈴に縄が下がっているのも、大聖堂が立派にそびえたっているのも、重力のおかげです。ファイルの置き方もまた、重力に従わなければなりません。

メモ

梅棹忠夫が書いていることでとくに有名なのは「京大式カード」です。なんでもカードに書いて、後からまとめて並べ替えるというもの。これも真似してみようと思い、パソコンにメモのアプリを導入しました。

たくさんのメモを自在に関連付けつつ豊富にしていくという、どことなく脳の仕組みを思わせるようなところがいいと思ってやり始めてみると、それ以上に、これまでいろいろなファイルに飛び散っていた情報が一つの画面で操作できることが便利だということに気が付きました。こうすると、「あれどこやったっけ」と探す必要も、「どこに保存すればいいんだ」と悩む必要もありません。そういう小さなストレスを、確実に減らしていくことが、意外なほど大事だということは、梅棹も言う通りです。

かつては、何でもかんでも几帳面に分類、整理してファイルやら付箋やらを大量に持っている人の気が知れませんでした。整理すること自体を楽しんで、自己満足しているだけなんじゃないか、と思っていました。そういう人は、整理をしてはまた整理しなおし、結局整理に一生の大半を費やすに違いない、と思っていたのです(梅棹忠夫もなんとなく疑っていました)。が、そうとも限らないようです。むしろ、私のように整理を軽視している方が、無駄な時間やストレスを抱えることになりそうです。

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