理不尽な社会ととめどない暴力にどう向かい合うか

愛知県一宮市の個人塾、いしだ塾の塾長、石田喜嵩です。

クラシックを聴いていたら、Post Malone の "Better Now"が唐突に脳裏に流れてきました。

Post Malone は、ブレイクした2017年くらいに聞いて、いい声だと好きになりました。

現代のラップとしては、下品、過激な表現が少ないと思います。

英語の勉強にと聞いていた英語のラジオ番組で流れた Kendrick Lammer の "i" が私の耳を捉えて以来、ラップを聞いてきていました。

アメリカに留学しているときに Flo Rida の曲にわけもなく慰められたこともありました。

ラップ音楽から知った表現を使ってみたら顔をしかめられたこともありました。

Kendrick Lammer, Pharrell, Damian Marley などの歌詞に励まされました。

昔から私が惹かれてきたテーマがあります。
人間社会が自分を守るために一部の人間たちを不当に扱うことになるという現象です。
差別というのはその最もよく知られた例です。

誰もが加害者の立場でそれを経験していますが、被害者の立場に立ったことがある人も、少なくないでしょう。

『私はあなたのニグロではない』という映画を何度も見た最も大きな理由は、映像と音声の美しさでしたが、そのテーマにも同じくらい惹かれました。

この映画のエンディングでは Kendrick Lammer の "The Blacker The Berry" が流れます。

"I'm the biggest hypocrite" という叫びが胸を打ちます。

『私はあなたのニグロではない』の中心人物はジェイムズ・ボールドウィンで、その周囲にキング牧師、マルコムX、メドガー・エヴァースが配置される構図ですが、三人のうち最も目立ち、最も共感を引くのはマルコムXです。

ケンドリックの苛烈な叫びは、マルコムの激しくも優しい檄の声に呼応しています。
そして、ボールドウィンの寂し気な、しかし強烈な決意のこもった目つきも忘れることができません。

ラップの話をするつもりが、映画の話になってしまいました。

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