もののけ姫を観ました

愛知県一宮市の個人塾、いしだ塾の塾長、石田喜嵩です。

もののけ姫を観た

スタジオジブリの映画『もののけ姫』を観ました。
「生きねば」というテーマはよく表現されているように思います。

ただ、サンとアシタカに焦点が当たりすぎて、エボシ、ジコ坊、また天皇などがあまりよく描かれていません。
それで、彼らが単なる悪役に見えてしまうのが惜しく感じます。
エボシがハンセン病患者を保護したことも、彼女の悪役のイメージをそれほど弱めてはいないようです。

また、生命の奪取の能力を持つシシ神が、人間臭いところも気になりました。
Wikipedia によれば、宮崎駿はシシ神のことを「神の中では下級に位置する」と述べているらしく、それなら『遠野物語』に出てくる河童や天狗のような化け物として、理解できるようですが、そうすると、生命の奪取という力は不釣り合いにも感じられます。

梅原猛さんを読んでみたい

これも Wikipedia によると、梅原猛『ギルガメシュ』という小説が着想源の一つのようです。
梅原猛さん、個人的には山内得立『随眠の哲学』の解説を読んで、興味を惹かれ、何か読んでみようと探してみたものの、結局読まずじまいになっています。
亡くなったのが、私が大学生のころだったので、そのニュースも覚えています。
同じ年に上田閑照さんも亡くなり、京都の哲学の世界が、上の世代とのつながりを絶たれたような感じを受けたものです。
伝統というのは、そんなに突然断絶するものではないのですが。

梅原さんの『ギルガメシュ』のあらすじを読むと、確かに『もののけ姫』と通ずるところがあり、比較してみたらおもしろそうだと思います。
いつか読む日が来たらいいなあ。
ちなみに、梅原さんのお住まいは、当時私の住んでいたところのすぐ近くで、よく散歩で前を通っていました。
とはいえ、しっかり調べてはいませんでしたので、正確にどこなのかは知りませんでした。
今調べると、「密語菴」というそうです。
和辻哲郎が住んでいたのと同じところだというのも、今知りました。

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