7月2日: 辞書が届きました
愛知県一宮市の個人塾、いしだ塾の塾長、石田喜嵩です。
新しい辞書が届いた
今日は、Shorter Oxford English Dictionary(SODと略す) が届きました。
もっとも権威ある英語辞書 Oxford English Dictionary(OEDと略す) の縮約版です。
OED は全部で20巻ある大部の辞書ですが、SOD はわずか2巻です。
にもかかわらず、内容は OED の3分の一をカバーしているというのだから驚きです。
SOD の特徴は、その収録語数だけでなく、語源や、その語義がいつ頃からいつ頃にかけて使われた(使われている)ものなのかが記載されていること、さらに、著名な人物の著作から豊富な用例が記載されていることも、うれしいポイントです。
Oxford English Dictionary の思い出
Oxford 出版からは、他にも辞書が出ています。
高校生のころの塾長が、大人になっても使えるような充実した英英辞書を使いたいと思って、名古屋のジュンク堂書店で買ってもらった、Oxford Advanced Learner's Dictionary もその一つです。
国語の授業で、バイアスという言葉について説明するという課題が出されたとき、この辞書の英文を訳そうとしたことが、思い出されます。
試しに、今ふたたび見てみましょうか。
Advanced Learner's Dictionary と Short Oxford English Dictionary を見比べる
noun 1[U, C, usually sing.] a strong feeling in favour of or against one group of people, or one side in an argument, often not based on fair judgement
名詞 1 [不可算、加算、通常単数] 一つの人間集団、もしくはある議論の一面に、好意的、もしくは敵対的な、強い感情で、たいてい公平な判断に基づかないもの
当時、どう訳していたかはさっぱり覚えていませんが、うまくいかなかったと思います。簡潔な文章で、高校生には難しいかもしれません。
せっかくです、SOD も見てみましょう。
[ORIGIN Old French & mod. French biais from Provençal, perh. irreg. from Greek epikarsios oblique, athwart.]
...
B noun. 3 An inclination, a propensity, a predisposition, (towards); prejudice. L16.
[起源 プロヴァンス語に由来する古フランス語と現代フランス語 biais。「斜めに・横切って」を意味するギリシア語 epikarsios から、不規則的に由来する可能性あり。]
...
B 名詞 3 好み、生まれついての傾向、(~しやすい)性質、(towards を目的語に付す)。偏見。16世紀後半。
この後に、セシル・スコット・フォレスター、ウォルター・J・オング、ジョン・バースの著作からの用例が引用されています。どれも日本ではさほど有名ではないものの、ある程度紹介されている人々です。
語義の説明というより言い換えのようで、挙げられている三つの言葉の最小公倍数によって語義を示すもののようです。語源についても簡潔です。Advanced Learner's の方も読み解くのにコツがいるものでしたが、こちらの方がさらに上級者向けという感じがします。普段使いの辞書としてはあまり便利とは言えません。重いし。
教材づくりでときどき参照するつもりです。
あと、
今日は半夏生だそうです。
夏至の11日後で、この日までに田植えを終えるのが好ましいとされているようです。
一つの節目として、農に携わる方々には感慨のある時期なのでしょうか。
稲の国、日本にいて、毎日お米をいただいていながら、農業という営みにはどこか他人事になってしまう私のような人間にとっては、農業のリズム、生活をかすかに感じさせてもらえるいい機会だと思います。
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