7月7日: グラシン紙は美しい

愛知県一宮市の個人塾、いしだ塾の塾長、石田喜嵩です。

七夕ですね。毎年賑やかな一宮の七夕祭りは、23日からだそうです。
塾長も去年、久しぶりに行って、懐かしくもあり、楽しくもありました。

Beethoven の Piano Concerto No. 4 を聴きながら、これを書いています。
最近は  Janáček や Silvestrov などの現代音楽が気に入っているのですが、これはやはりとてもいい曲です。

ある店主のご厚意

仲良くしていただいている京都の古本屋のご主人は、本にグラシン紙をかぶせています。
そのおかげもあって、汚れたり傷ついたりしている本はかなり少ないようです。
グラシン紙に覆われた本は、手触りもよく、表紙や背表紙が透けて見える様子もなんとなく気持ちが良いものです。
年季が入って茶褐色になったグラシン紙も、年月の痕跡を感じて好もしいもの。

ある日、大学生協の書籍部で、楽しみにしていた本を買った帰りにその店に寄って、歓談中それを取り出しました。
(実はもとよりその下心。書籍愛好家同士の釣果談義は性の自然。)
するとご主人は、それはさぞ気に入った本だろうと言って、グラシン紙をかぶせてくださいました。

本は傷つく

私もグラシン紙をと思っていたのですが、何しろかぶせる相手が1000や2000ではない。
それだけの量にもなれば、それなりの値にもなる理屈で、ちょっと躊躇し続けていました。

しかし、本棚と机の上と段ボールとをなんども移動させているうちに、傷ついてしまった本は一冊や二冊ではありません。
それは自分一人の話だからまだいいのです。
人に公開し、手に取れるようにするとなると、利用者にいらぬ心配をなるべくかけさせたくはないというもの。
ことに、古い岩波文庫の帯など、なかなかデリケートです。

今度調べなおすと、案外安いのがあったので、ついに買いました。
暇があり次第、作業していきます。

追記

そういえば、昨日の内部リンクのツールは日本語では使えないようです。
手作業でやることになりました。

熊とフェンシングする小説があったなー、何だったかなーと頭をめぐる。
レールモントフの『現代の英雄』のような気がしましたが、調べるとすぐ判明。
H. v. クライストの「マリオネット劇場」でした。
学部二年の時に、授業で初めて精読したドイツ語の文章です。
やはり、時間をかけてじっくり読んだ文章は頭に残っているものです。

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